一般社団法人日本木造耐火建築協会(代表理事:木村一義)は、「木質耐火部材を用いた木造耐火建築物設計マニュアル」に新たな大臣認定を16種類追加し、計30種類収録した2022年版を発刊します。10月から来年2月まで、本マニュアルを用いた講習会を開催することをお知らせします。
2018年に発刊したマニュアルでは、協会が取り扱う「せっこうボード被覆燃え止まり型木質耐火部材」の仕様説明、関連法規、技術基準、耐火避難規定、木造耐火建築物の設計事例、各社団体が取得した大臣認定、異種構造との取り合い等を包括的に示しています。
今回の2022年版では、2018年以降の建築基準法関連法規における防・耐火関連規定の改正部分の改訂や、協会が運用する新たな大臣認定、設計事例、検証事例、大臣認定部材の取り合いを追加掲載することで、木造耐火建築物を設計する実務者の皆様が必要とする情報や事例が整備され、実施設計に十分活用できる実用的なマニュアルとなっております。
■改訂内容 1. 2018年以降の建築基準法関連法規における防・耐火関連規定の改正部分の改訂 2. 木質耐火部材を用いた木造耐火建築物の設計事例の追加 3. 木耐建が運用する新たな大臣認定の追加 4. 大臣認定部材の取り合いの例示 5. 新たな検証事例の追加 |
■背景
近年、木材利用とりわけ国産材の利用促進に対する関心が大変強くなっています。
その要因として昨年10月に施行された「通称:都市(まち)の木造化推進法」やウッドショックによる木材価格の上昇、
世界情勢による貿易の先行き不透明感の広がりなどがあります。
国は持続可能な社会の実現に向け、「都市(まち)の木造化推進法」により、公共建築物のみならず民間建築物
を含む建築物一般、非住宅・中高層建築も含めた木材利用の促進を進めています。
これを後押しするため木造耐火建築物を実現するための技術の集約や情報の整理を行い、今回の改訂に至りました。
主催者 | (一社)日本木造耐火建築協会 |
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開催日時 | 2022年10月6日(木)、10月19日(水) 2022年11月9日(水)、11月24日(木) 2023年1月12日(木)、1月24日(火) 2023年2月8日(水)、2月21日(火) |
プログラム | 1. 主催者挨拶 (一社)日本木造耐火建築協会 代表理事 木村一義 2. 中大規模木造建築の最新動向 東京都市大学 名誉教授 大橋好光 様 3. 技術仕様について (一社)日本木造耐火建築協会 技術部 4. マニュアルの運用について (一社)日本木造耐火建築協会 事務局※全体で約2時間30分です。 |
会場 | オンライン |
受講料 | 会員①、会員②、会員③、特別賛助会員・・・新規受講:22,000円(税込) 再受講:11,000円(税込) 特別会員(省庁、都道府県、市町村) ・・・新規受講、再受講:無料 ※再受講は、受講修了証の有効期限内(前回受講から5年以内)に限ります。 |
受講対象者 | 当協会会員 ※本講習会は当協会会員の企業・団体様のみ受講頂けます。 入会を希望される方は、「木耐建について / 入会のご案内」のページをご一読頂き、入会申込書をFAXまたはメールにてご送付ください。 |
申し込み方法 | マニュアル講習会のページからお申し込みください。 |